包茎手術後の注意点は?

 

包茎手術後の注意点は?

 包茎手術を受けた後、基本入院する必要はありません。手術をしたその日のうちに帰宅できます。ただし、包茎手術後の私生活で、いくつか注意しなければならないことがあります。

 

 まず、包茎手術直後は自転車やバイクの運転をしないように気をつけましょう。自転車やバイクの場合、サドルから直接股間に刺激を与えるので、術後の経過が悪くなる可能性があるからです。大体、手術後3日は自転車やバイクの乗車を避けたほうがいいです。中には、仕事の関係でどうしてもバイクに乗らなければならないという人もいるでしょう。その場合には相談しておくと、対処法に関するアドバイスが受けられるかもしれません。カウンセリングの時に質問してみるといいでしょう。

 

 包茎手術後で注意したほうがいいのが、排泄時です。排尿をする時に飛び散る危険性があります。包茎手術で包皮を切除したために、尿の出方に慣れないためです。もしトイレをできるだけ汚したくなければ、座った状態で排尿をするのがおすすめです。しかし、排泄のうまくいかない状態はいつまでも続きません。大体1週間もすればまっすぐ尿が飛ぶようになるので、あまり心配する必要はないです。

 

 手術してから1週間くらいは、パンツはブリーフスタイルのものが好ましいです。しっかり股間にフィットするので、ペニスを固定できるからです。もし、ブリーフだと仕事の関係で汗をかいて蒸れてしまうというのであれば、ブリーフを数枚持っていくといいです。そして、必要に応じてトイレなどで穿き替えてください。

 

ここがポイント!

★ 包茎手術直後は自転車やバイクの運転をしないように!
★ 包茎手術後ブリーフスタイルのパンツが股間にフィットして最適!

 

包茎手術後の経過について

 

包茎手術後の経過について

 包茎手術を受けたら、完全に日常に戻れるまでに、ある程度の期間が必要です。それまで何かと気になることも出てきますから、あらかじめ包茎手術後の経過について知っておきましょう。

 

 包茎手術に限った話ではありませんが、手術を受けるとなると、メリットと同時に、デメリットについても考えておかなければなりません。包茎手術の場合、術後、患部にむくみや腫れが生じることが多いです。ただ、そのむくみや腫れは術後数日をピークに、徐々に落ち着いていきます2週間ほど経てば目立たなくなるので、手術直後の患部を見て慌てないようにしましょう。

 

 術後のむくみや腫れはしばらくすると治まりますが、手術の傷跡は場合によっては目立つことがあります。切開を伴う外科手術の場合、傷跡が多少残るのは致し方ありません。ただ、自然な仕上がりに努めるクリニックの場合、切開のラインをペニスの裏側に持ってくるなど、なるべく目立たないように気を使ってくれます。術後数か月経てば、傷跡が周りの皮膚と馴染むため、ほとんど違和感はないでしょう。

 

 また、包茎手術後の経過について注意しなければならないのは、患部の衛生です。ペニスというデリケートな部分に傷ができている状態なので、術後しばらくは清潔を心がけ、薬を塗布し、ガーゼで保護しなければなりません。包茎手術は基本的に日帰りですので、これらのケアは自分でやらなければならないことに注意しましょう。もっともクリニックでしっかり説明してくれますので、心配はいりません。

 

 なお、入浴については、術後48時間でシャワー浴が可能になります。オナニーやセックスは2〜3週間は控えた方がよいでしょう。

 

ここがポイント!

★ 包茎手術直後腫れたりするが2週間ほどで落ち着く!
★ 包茎手術後は特に患部を清潔に保つように心がけよう!

 

包茎手術後の抜糸について

 

包茎手術後の抜糸について 包茎手術では、包皮を切除して亀頭を露出される際に、糸で縫い合わせる工程があります。従来の手術では、通院してもらって、一定期間が経過したら抜糸する必要があります。個人差がありますが、大体、手術後2週間を経過すれば抜糸のタイミングです。抜糸をする際に痛みを感じるのではないか、と心配な人もいるでしょう。これも個人差がありますが、2週間も経過したら傷口はかなり改善しているはずです。ですから、抜糸の際に痛みを伴うことはまずないと考えていいでしょう。しかし、もし痛みを感じたのであれば、医者にその旨伝えましょう。クリームなど表面麻酔をかけるような方法もあるからです。

 

 ところで、現在、包茎手術を受ける時だけクリニックに行って、あとは通院の必要のない方法があるのをご存知でしょうか?なぜ通院しなくてもいいのか、それは溶ける糸を使っているからです。手術専用の糸で、近年は溶けるものが出てきています。溶ける糸を使えば、一定期間経過すると、糸がだんだん自然とほつれて取れていきます。ですから、抜糸をする必要がないわけです。この溶ける糸ですが、包茎手術に限らず、多様な外科治療で導入されているアイテムです。

 

 抜糸をしないと感染リスクが高くなるのではないか、と思っている人もいるでしょう。包茎手術の翌日から、ホームケアとして自分で消毒をしてもらう必要はあります。そのケアを適切に行えば、抜糸しなくても感染症にかかる危険性が高まるようなことはありません

 

ここがポイント!

★ 包茎手術時に溶ける糸を使用すれば抜糸の必要がない!
★ 包茎手術後のホームケアを適切に行えば通院の必要がない!

包茎手術後の排尿や入浴について

気になる包茎手術後の排尿が心配...入浴はいつから大丈夫?

 

包茎手術後の排尿や入浴について

 包茎手術を受けた後は、日常生活で色々と不便を感じる恐れがあります。今回取り上げるのは排尿と入浴についての注意点で、排尿は多くの人が違和感を持ちやすいポイントです。包茎手術が終わったら包帯が巻かれますが、包帯は陰茎の亀頭の部分まで巻かれるため、どうしても包帯による圧迫は避けられません。トイレ自体が包茎手術後に禁止されることはないものの、しばらくは違和感が残ると考えてください。

 

 個人差はあるものの、圧迫により尿が出にくいと感じるのが普通なので、トイレの時間は長めに見積もっておくのが無難です違和感から尿を飛び散らせてしまう恐れがあるため、洋式トイレに座って排尿するとより安全です。ただ、圧迫がきついのは包帯を交換するまでなので、大体3日ほどで排尿の違和感は解消されるでしょう

 

 続いては入浴ですが、こちらはトイレよりもしばらく悪影響が残り、包茎手術から約2週間程度は入浴ができません。しっかりと湯船に浸かりたい人にとってはつらいところですが、許可が下りるまでは入浴は避けてください。包茎手術当日はシャワーも禁止ですが、翌日であれば基本的にシャワーを浴びても大丈夫です。当然ながら、手術直後の患部にシャワーをかけるのはよくないので、いつも以上に気を付ける必要があります。患部の状態によっては最初の包帯の交換後に軽く洗い流しても大丈夫ですが、包茎手術後の痛みが強い場合はシャワーそのものを避けるなど臨機応変に対応してください。

 

ここがポイント!

★ 包茎手術後の排尿は慣れるまで洋式ですると安全です!
★ 包茎手術後の入浴は2週間程度NG! シャワーは翌日からOK!

 

包茎手術後の飲酒や喫煙はどうなの?

包茎手術を受けた後のお酒や煙草はOK?

 

包茎手術後の飲酒や喫煙はどうなの?

 お酒を飲む人、煙草を吸う人にとって包茎手術後の飲酒や喫煙は気になるポイントです。まずは飲酒ですが、こちらは医療機関によって目安が異なっており、いつになれば飲酒できるという明確な基準はありません。包茎手術から3日ほどで飲酒できるというところもあれば、約1週間後まで飲酒はできないとするところもあります。また、包茎手術から3日ほどで飲酒はOKになるが、量を減らすように指導するところもあるため、包茎手術を受ける医療機関の方針に従うのが確実です

 

 アルコールにより血液の流れがよくなるのは患部にとってあまりよいことではないので、1週間程度は禁酒をする方がより安全ではあります。ただし、先に書いたように明確な基準は存在しないため、あらかじめ担当の先生に飲酒について尋ねておくのがベストです。飲酒の解禁日は医療機関の指示に従い、最初はお酒の量を控えめにしつつ様子を見て対応するとよいでしょう。

 

 喫煙については明確な禁止期間を設けていないところも多く、基本的に包茎手術の当日であっても煙草は吸えます。ただ、あまり吸いすぎるのはよくないため、喫煙がやめられなくても当日は煙草を減らす努力をしてください。以降も減らす方が理想的ではあるものの、包茎手術の翌日からは制限なしに煙草を吸えます。飲酒の方はやや制限が厳しく、喫煙はさほど制限が厳しくありませんが、包茎手術から1週間程度は以前よりお酒の量や煙草の本数を減らす方が安全だと覚えておいてください。

 

ここがポイント!

★ 包茎手術を受ける際の禁煙は制限はないが、飲酒は3日〜1週間は禁酒した方が無難でしょう!

 

包茎手術後の性交はいつからOK?

包茎手術後のSEXやオナニーはいつごろからできる?

 

包茎手術後の性交はいつからOK?

 今回は、包茎手術後のSEXとオナニーについて取り上げます。SEXの解禁までにはかなりの時間が必要で、早くても包茎手術後から3週間程度はかかると考えてください。実際のところは症状により解禁までの期間が延びるため、1ヶ月程度はSEXができない恐れも十分にあります。痛みが残っている、もしくは腫れている状態でのSEXには問題があるため、包茎手術から約3週間が経過していて、かつ痛みや腫れがなくなればSEXを解禁しても大丈夫です

 

 彼女や奥さんといったパートナーがいない場合はさほど大きな問題ではないものの、パートナーがいる場合には約3週間という期間は大きな問題です。恥ずかしく感じられるかもしれませんが、パートナーとよく相談して、しばらくSEXができないことを情報共有するのが確実です。

 

 続いてはオナニーについてですが、基本的にSEXができない状態ではオナニーもしてはいけません。そのため、オナニーの方も包茎手術後およそ3週間程度はできず、状態によってはオナニー解禁まで1ヶ月くらいの時間がかかる恐れがあります。いずれにしても一定の期間の禁欲が求められる、これは包茎手術を受けるに当たって押さえておきたい重要ポイントの1つです。自然な勃起は避けられませんが、SEXやオナニーが解禁されるまで意図的な勃起を避けることも非常に大事です。特に包茎手術後すぐは、勃起により痛みが出たり出血につながることがあるので、興奮につながりそうなものを避ける努力も欠かせません

 

ここがポイント!

★ 包茎手術後の性交、SEX・オナニーは3週間程度経過し痛みや腫れがなければ、1ヶ月後に可能!

傷をきれいにする!包茎手術後のセルフケア

包茎手術の手術痕をキレイにするセルフケアとは?

 

傷をきれいにする!包茎手術後のセルフケア

 包茎手術が終わった後は、不安から解放されてホッとするものですが、包茎の治療はまだ完全に終わったわけではありません。術後1週間ほどは患部を自分でケアする必要があります。とはいえ、難しいことはありません。包茎手術を受けたクリニックでも説明してくれますが、いくつかポイントを押さえておけば簡単です。

 

 まず、包茎手術を受けた当日は、患部に包帯を巻いた状態で帰宅します。この包帯は傷口を保護するだけでなく、止血や腫れ、痛みを防止する意味もありますので、当日は巻いたままで過ごします。包帯はペニスを完全に覆っているわけではないので、排尿も可能。ただ、下腹部が圧迫されている状態になるから、便座に座って排尿するのがおすすめです。手術当日は、患部に負担を与えないよう、穏やかに過ごしましょう

 

 手術翌日からは、包帯を外して自分でケアを行います。クリニックで消毒液と塗り薬、包帯の一式をもらっているはずですので、それを使って傷跡を清潔にしましょう

 

 具体的な手順は次のとおりです。手をよく洗って清潔にしてから、患部を消毒液で消毒します。それから、患部に塗り薬を塗ります。その際、綿棒を使っても大丈夫です。

 

 塗り薬を塗った後は、患部にふたたび包帯を巻きます。尿道を包帯で隠さないように注意しましょう。外れるほど緩くてもいけませんが、患部に負担がかかるほどきつく巻きすぎてもいけません。ほどよい加減で巻いて、包帯の端はテープ等で固定します。

 

 以上がセルフケアのやり方ですが、もし不安や疑問がある時は、迷わず手術を受けたクリニックに相談しましょう。

 

ここがポイント!

★ 包茎手術後のセルフケアは、清潔な手で、患部を消毒、薬を塗り、包帯を程よい加減で巻きましょう!